食べる事、スポーツの事、京都の事、感じた事…なんでも書いちゃいます !!


by sunsyoku

村岡ダブルフル44km

社長の冨田です
日本屈指の山岳ウルトラ、きつさでは西の横綱と称される「村岡ダブルフル44kmの部」に初挑戦。(100km&88kmがメインです)
兵庫県の山奥、村岡は周囲を、鉢伏山(ハチ北高原)や蘇武岳など、1000m級の山々に囲まれています。村岡ダブルフルはこの山々を次々と駆け巡っていく山岳マラソンです。
標高差は500mから900mにもなり、高く長い上りを上りきり、下ったかと思うとまた上りが待っています。
楽しむどころか体力的にも精神的にもとてもきついコースですが、
エイドの食べ物の豊富さでは日本一、食べ物競走?食べきれないほどのいろいろな食材が用意されて楽しみです。 村岡ダブルフル44km_b0151335_12451510.jpg村岡ダブルフル44km_b0151335_1245113.jpg いざ!熊よけ鈴をつけて、出発。
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スタートから軽く走ったあと、いよいよ山登り(和佐父峠)に差し掛かります。
山頂までの6km、いきなりものすごい上り坂が続きます。踏ん張って走るのですが(歩いている人とスピードは変りません)
山頂からは一気に駆け下ります。下りの急坂は走り方がとても難しく・・スピードを出すと太ももや爪先が悲鳴をあげます。ジェットコースターのようで転がり落ちそうで恐ろしい。でも他の人は軽やかで早いんです、多くの人に抜かされました。

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下り終えると但馬大仏(すごく立派な大仏様)の境内に入り。
三大仏のうしろを1周、完走を祈ります。
境内には私設のおはぎエイド!2個も入っていて食べられるか心配だったけど、残すのはいけないと思い完食、たいそうおいしうございました。

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2つ目の山越えに突入です。完全に上りは歩きで、少し平坦になれば走りの繰り返しです。
やっとの頂上のエードで一服して、また一気に下りに。今度は、比較的集落の多いところでそこに住んでいる方々が道に出て応援してくれました。ゼッケンには、番号以外に名前と出身地が書かれていて・・・「京都の冨田さんだってよ~、よう~来んしゃった、がんばって~」というあまり黄色いとはいえない声援が飛んできます。
「ありがとうございます」、と丁寧に会釈をします。

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いよいよ最後の山越え(一二峠)が待ち構えています。登り口のエードで冷たいお絞りのサービスと十分な休憩&給水&腹ごしらえをして登り始め、必死に歩き始め。
上りの途中にランナー一人一人へのメッセージ入りプラカードが立ててあります。
私のもありました、
すごく勇気付けられるけど、とても満喫できない!。
残り5kmは下りです、先が見えると元気一番、今日のベストがでました。
応援の子供たちとハイタッチを交わしながらゴールテープに飛び込みました!
やったぁ~~!!タイムは6時間51分完走できたことに大満足でした。

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ゴールすると、タオルと冷却用の氷をいただきました。足を冷やしながら座って、
豚汁と五目御飯のおにぎりを、おぜんざいも、
そしてメインの但馬牛の焼肉を
やわらかくておいしかった。(ランナーは無料)
食後はコーヒーまでいただいて、お腹いっぱい!


あとから知った、すごいこと!
近藤麻友美さんという同志社大学4回生の女の子。
生まれつき脳性小児麻痺、
・・でも!元気に何時も笑っていて、何にでも挑戦しようというパワーの持ち主だそうです。
・・で!彼女を乗せる『まゆリアカー』が誕生、代わる代わるみんなで引いて8時間55分で完走したのです!
スタート地点で発見したときは、無謀と思ってしまいましたが、
やる気と勇気がすごいです。
by sunsyoku | 2008-09-28 22:30 | マラソン